ーあらすじー
天才精神科医のレクター博士が連続猟奇殺人犯であることを見抜き、重症を負いながらも彼を逮捕したFBI捜査官ウィル・グレアム。ある日、元上司のクロフォードが突然彼の前に現れ、満月の夜に2つの家族を惨殺した殺人鬼咬み付き魔の捜査を依頼する。
「ハンニバル」シリーズ全4部作の3作目。
3作目だけれども時系列的には一番古く、1作目の10年前の物語。
↓時系列↓
3作目「レッドドラゴン」(10年前)
1作目「羊たちの沈黙」(ここ基準)
2作目「ハンニバル」(10年後)
1作目と作りが似ていてハンニバルは主演のような脇役。
このキャラクターは独特で、2作目のようながっつり主演だと面白くなくなって脇役として出ると作品が開花する。
相変わらず演技も素晴らしいし欠点がない。
二番煎じで面白くないと判断する人もいることしれないが自分は1作目よりクオリティが上がっていて面白いと思った。
ラストも1作目の直前まで描いていたのも良かった。また1から見返したくなる、さらに前作の評価まで上げてしまう。
3作目でここまでクオリティを維持していてシリーズとしては文句無し。
ひとつだけ欠点をあげるとするならば、
映像が1980年ではない事。
無理やりサスペンス感を出そうとして室内の照明を暗くしているんだけど、
実際の80年代の映画はそこまで暗くない。
部屋全体を照らす照明の80年に比べてこの映画は登場人物にスポットライトを照らす10年代~20年代の作り。
だから作中で最近撮ったホームビデオを見るシーンがあるんだけどそのビデオが古臭く感じてしまった。
満足度 8/10