「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」

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【あらすじ】

至る所に恐竜が住み着き「ジュラシック・ワールド」と化した世界。人類は恐竜と共存しようとするが、生態系の破壊という問題が浮上する。研究者たちは、恐竜を守るということを仕事にしている一方で、さまざまな課題に直面し、葛藤していく。

 

コロナの影響を受けて丸一年延期された今作。

この映画が楽しみすぎて今までの人生で一番長い公開までの4年間だった。

旧シリーズ主役の復活やシリーズ史上初の世界中に恐竜が散らばってしまった世界。

恐竜と人類の共存は出来るのかという過去一番最高の題材が揃った上での最終作。

 

が、内容は過去一番酷いものだった。

満足度 2/10

ストーリー 1/10

映像音響 5/10

 

良かった点

・旧シリーズ主演メンバーが変にキャラが変わらずあの頃のままだった事。

・街で暴れるラプトル最高(まさにジュラシックワールド)

 

以上です。

 

悪かった点

・根本的に話が恐竜と関係ない。というか恐竜がいなくても成り立つ。

・巨大イナゴが出てくる。

・世界が舞台なのに映画のほとんどが島。しかもまた新しいテーマパークが出てくる。今さらそこはもう求めてない。

・最終作で一番恐竜の出番が少なくおまけ的な存在。ギガノトサウルスも期待していた程出番無し。

・「共存出来るのか?」を「共存するしかねーだろ」と言わんばかりに無理やり終わらせた感。共存していく為の役割は登場人物誰一人として貢献していない。

 

この映画は恐竜映画である。

最終作にして一番恐竜の出番が無かった今作。

間違いなく歴代最低作品。

 

ジュラシックワールドは前作で終了してて、深く考えず今作はあくまでも後日談として見れば、、、そこそこ面白いかも。

 

 

ちなみに同じ恐竜映画でも何故一作目の「ジュラシック・パーク」が面白いのか。

それはめちゃくちゃ賢いから。

一般人が到底思い付かないような事をしたから。

 

ジュラ紀の蚊から恐竜DNAを採取(思い付く)

DNAの欠損部分をカエルのDNAで補う(ギリ思い付く)

遺伝子工学で、すべての恐竜を繁殖出来ないようにメスにする。(思い付く)

カエルのDNAによって恐竜が性転換し出して繁殖を開始する(ここ天才)

「生命は危険をおかしてでも生きる道を見つける。」結果大暴れ。

 

ここが「ジュラシック・パーク」の素晴らしいところ。

賢い作品はいつまでも名作として残り続ける。

 

二作目以降賢さがなくなりアトラクション映画になったのが一作目を越えられない最大の理由。